焼けた木々

焼け落ちた木々。


煤けた臭いは過去、この場で起きた惨劇のイメージも運んできた。

悪夢の中ですら殆どが不可逆の支配下にあり、強い念には痕跡が生まれる。


痕跡は偽りの月から絶え間なく降り注ぐ菌糸の雪ですらも濯ぎきれず

誰かに見つけられるまで悪夢に"こびり憑く"という。

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