風化した鯨骨
風化し孔だらけになったクジラの骨片。
古来クジラの骨片は人魚への道に通ずると信じられており
古き都ナガルヱでも『北の海への信仰』と共に根強く残っていた。
尤も、流通物の多くはクジラの骨を偽った作り物であり
悪徳な商人が熱心深い民衆を騙す為の虚偽であったのだが。
その熱心の基盤であった『北の海への信仰』とその影の面である人魚の血への渇望は
アルカハム派が2度目の闘争に勝利し、新教会と都市ル・イェを立ち上げて以降
民衆の心から徐々に消えてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます