6話 繁華の街レミレニア①
残る行程は何事もなく無事進み、森を抜け。
そして遠くに見えてくる砦、連なる防壁、その向こうに並ぶ建物。
幾度となく夢に見た、新しい生活の場の予定地。
気持ちが逸り、荷物が重いのも気にせず、早足になっていく。
そして、疲れを感じはじめる前に、気が付いたら到着していた。
砦を抜けると、そこはもう別世界。
観光と思われる服装の人であふれ、華やかな店も立ち並び。
数多の食の屋台に華やかな魔法道具屋、ファッションの店もあるかと思えば、いかにも実用重視の旅の雑貨店も混じり。
無秩序とすら言える店の並びは、しかしどこも客の出入りが絶える事無く、より賑やかに見せている。
だけどその場に圧倒されるがままに大通りを進みゆき。
まずは頼まれ事を済ませねばと、押し寄せる誘惑を我慢し、ラディの案内を追っていく。
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