いじり癖とストレス。
お笑いとか、教室とかで、誰かを「いじる」話じゃないです。
昔から、どうして自分はそうなんだろうと思ってしまうクセ。
私の場合は、
手の爪の横のところの皮膚をほじくり起こして爪切りで切りたくなる!
という難病、もとい、重篤なクセがある。
なぜか、それを切ると(精神的に)スッキリ感を覚える。
まず、手持ち無沙汰な時などに、爪の横の部分をむき出し(?)にして眺める。そして、爪の端っこの皮なのか爪なのかよくわからない細長い切れ端があったら、それを他の指の爪で掘り起こす。そのままむしり取ってもよし、皮が大きくむけてくるようなら爪切りで、となるわけです。
手の皮膚がしっとりとやわらかい人はそういう切れ端のような部分なんてないのかもしれないけど、私はかなりの乾燥肌で、手の皮も厚い。だから、そういう部品が取れやすいんじゃないかと思う。
で、結婚して気づいたのだけど、夫のM夫くんが時々、えっ!? 爪噛んでるの!? って思うようなしぐさをしていて、ある時、やめた方がいい的なことをやんわりと言った。
すると、彼の場合も、爪じゃなくて、やっぱり爪周りのささくれ立った皮膚を噛み切ってるらしい。若干、私とは場所が違うのだけど。
私はささくれは下手に引っ張ると痛いので、絶対に爪切りで切る以外のことはしない。M夫くんの方がワイルドだった。
こういう話をしてると、必ずいっしょに思い出すのが、私の知人の女性のこと。
彼女は常に、主に人差し指を使って自分の手指のどこかをこねくり回している。で、こねくる時に爪が特に強くこすりつけられる部分にタコやマメを作っているのだ。
そしておそらく、できたタコやマメが気になって、さらにそこをいじる、というループにハマっていると思われる。
これが、端から見ているととても痛そうで、私は時々「やめて〜」と心の中で叫んでいる。
この彼女、会社の人間関係で悩んでかなり憔悴していた時期があるのだけど、その時は「寝てる間にやってるらしいんだ」と言って、洋服で隠れた部分にできてるたくさんの引っ搔き傷を見せてくれたことがあった。
ストレスが溜まり過ぎて、睡眠中などに自分で自分を無意識に傷つけている、ということらしかった。
私の想像だけど、極度のストレスから極端な行為が起きてしまうケースって、何となくふだんのクセと同じ系統のものなのじゃないかと思ったりする。
ふだんから髪をいじるクセがある人はストレスで抜毛に走るとか、目をパチパチするクセの人は目を必要以上にギュッとつぶるようになってしまうとか。
素人にはよくわからないのだけど、何となくそんな気がして、クセってこわいなと時々思っているわけです。行動療法とかで治すしかないのだろうか。。。
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