「バカにつける薬」。
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2009年、私は怒っていました。
これも、若っかいなぁ〜という感じの話。別ブログから転載。
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病院に行って薬をもらうというのが、院内から院外処方になってから、どのくらい経ったか。
もうずいぶん前になるけど、ある院外の調剤薬局で薬を受け取った時から、私はこの手の薬局にものすごい不信感を抱いてます。
確か、髪の生え際が何かにかぶれて病院に行った時だった。
その薬局は、受け渡しのカウンターの前に長椅子が置いてあり、ズラッと患者が待っていて、呼ばれて薬をもらう時のやり取りは、ほかの患者にまる聞こえだった。
私の番が来て、薬剤師が言った言葉、「この薬は、アタマの悪いところに塗ってください」。
私も「ん?」と思ったけど、これが待ち合いの人たちに大ウケだった。
「バカにつける薬が、あるのか。。。」
薬剤師も悪びれずに笑ったし、私も笑った。ある意味、すばらしいネタだった。
だけど、その後、ほかの薬局でも、受け渡しのやり取りが他の患者に聞こえるケースの方が多いことが、気になり出しました。「バカにつける薬」みたいな他愛のないやり取りで笑いを取ってるうちはいいかもしれないけど、深刻だったり、ほかの人に聞かれたくないような病気や症状で投薬を受けているような人だったら、どうすんだ!?
そして、私にもそれがやって来た。
その時は、受診した内容はありきたりなものだったのだけど、処方されたのが、副作用に注意が必要な薬ということで、薬剤師は、ある既往症があるかどうかチェックしたいようだった。どっちかというと、大っぴらには答えたくないような内容だったので、一瞬ちゅうちょ。薬剤師は男で、声がデカい。かまわずに、たたみかけるように質問して来る。
デリカシーのかけらもあったもんじゃなく、あったまに来た。
それから、どこの薬局へ行こうとも、状況がほとんど同じであることがわかってきて、どうしてみんな文句を言わないんだろうと思うに至る。
せっかく、病院ではプライバシーに配慮されるようになって来ているのに、そのあとに薬をもらうところがこれでは、全然、意味がない。だいたい薬局の待ち合いで一緒になるのは、さっきまで同じ病院で顔を合わせていた面々なのだから。
そう思ったら、細かいことも気になり出しました。
出された薬を見て、「○○の症状があるんですか?」「●●の調子はどうですか?」とかいろいろ訊くけど、なんだかおざなりなトーン。事務的にマニュアル通りって感じ。
おそらく、薬の出し間違いや処方間違いや、副作用や効き具合を確認するために大事な質問なのだろうけど、全然大事そうじゃない。試しに、ちゃんと反応してくるかどうか、ヘンな答えをしてみようかという誘惑にかられてしまうくらい。
そもそも、診察室で先生に同じことを訊かれたり答えたりさんざんやって来てるので、同じことを薬局でも繰り返すのがメンドーでしょーがない。でも、間違いや薬害を防ぐために相手も仕事でやってくれてるのだからと思って、こちらも対応してる。なのに、相手は気が入ってない感じで、おまけに、こっちも必要だからしょーがないと思って受け答えしてる内容が、周りの人に筒抜け。
まったく、調剤薬局ってところは。。。
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最近は、こういうことを防ぐためにカウンターの仕様などが改善された所が多くなってきてますね。やっぱり、筒抜けはよくないと思っていた人がたくさんいたということなのかな。
それから、昔より親しみやすく親切な感じの薬剤師さんが増えた気がする。ありがたいことです。
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