肉体のカナメと書いて腰という。
******
思い返せば、あっちが痛い、こっちが腫れた、そっちがかゆいと、これまでずいぶんと病院にお世話になってきたことを実感します。
こちらは、ずっと腰痛に悩まされていた2005年ころの投稿です。
******
相変わらず腰痛が治らない。
なので、今日、得意分野の異なる別の病院に行きました。
ポーズによっては激痛のレントゲン撮影。一通り終えると、「安全ピンが写ったのでもう一度」と、撮り直し(泣)。
思えば、昔、健康診断の胸部エックス線で、「肩のあたりに不審な丸い物が!」と、看護師さんが飛んで来たことがありました。
その写真を見せられ、「あ”っ」。
まぎれもなく、両肩には二つのピッ○エレ○バンが並んで貼られているじゃあ、ありませんか。
今回も、「身につけてるものなんて、いちいち覚えてないものよね」ということを、あらためて学習したのでした。
そして、診察。
問診のあと、「実際に診てみましょう」ってことで、先生を背にして起立。
あちこち腰回りをグリグリ押したりして、痛いかどうかチェックしたあと、「腰、出せますか?」と先生。
「はいっ」と張り切って、先生に向かっておシリを突き出すと、先生「ん」と一音漏らす。今思えば、それは「違う」という意味の「ん」だったのでしょう。
さらに言う「腰、出せますか?」(言い方、同じやんか)。
「ん?もっと出すのね?」と内心思って、さらにぐぃとおシリを突き出すと、
「いや、あの、そうじゃなくて」と先生。
「じゃあ、どうなのよ?」と内心思いながら、折り曲げた腰のまま顔だけ振り向いて先生を見ると、何やら言いあぐねている様子。
そこですかさず(って、全然遅いと思うんだけど)看護師さん、「これ脱げますか? って」と、スカートを指差す。
「へ?」。
すべてが明らかになって、私が大爆笑すると、先生も看護師さんもセキを切ったように、ははははは…と笑うのでした。
私も、「あぁ、そういう意味…。出すって、そういう意味ね」と無意味に何度もつぶやきながら、スカートを脱いで「腰を出し」ましたが。
しかし。
ストレートに「スカート脱いでもらえますか」って言ったら、なんか問題あるんだろうか?
っていうか、「腰を出す」っていうのを先生の意図どおりに解釈する人がいたとして、それが、あまりにも律儀な(?)人で、いきなり全部脱いでモロ肌出しちゃったりした場合の方が、もっと困ると思うんだけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます