第63話唯の嘔吐
唯の嘔吐
奇麗なものじゃない
自由に掃けないもの
誰かに渡すためでなく
苦しい羽を落とす為
軽くなりたいと
地べたに飛び立つ
蟠る想いが重い鎖
少しずつ紐解いて逝く
詞にし個々に置いて往く
事、場。
此処に残る途と知り
惑う時降り返る道ができ
自信は強固に存在を満たす
過去は未来に綴る我道此処に
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