このエピソードを読む
2020年7月6日 01:54
美しい物語を書きたい――。プロフィールにあった言葉ですが、なるほど、と思いましたね。文章の比重がストーリーではなく美しさに寄っている。しかし〝寄りすぎている〟。間違いなく綺麗な文章だと思いました。美しい表現だし、繊細な描写が冒頭から繰り広げられていた。文章にレベルがあるなら高レベルだと思う。けど、美しさを意識しすぎているように思えた。美しく、美しく、美しく。美しさをひたすら求めているのはひしひしと感じるけれど――結果として、読者を選別しているように感じた。美術館に例えるなら――。この作品が展示物であり、作者さんは案内人。そして私は観覧客。入口に入った途端、案内人だけがスタスタと先に歩いて行ってしまった。客へのエスコートを感じなかった。良い展示物用意してるんですから、ご自由にどうぞ。みたいな。付いてこれないなら、別にいいですよ。みたいな。そもそもとして、万人ウケすると思って書いてはおられないでしょうが、こういう不親切さを感じてしまうと、なかなか先は読めなくなってしまう。だから――本当はもっと読んでから感想を送るべきなんだけど、ここらで限界。作者さんの『こういうの書きたい!!』って気持ちは伝わってきたけれど、逆に言えば、その気持ちが大きすぎて他のモノが入ってこなかった。私個人として〝率直〟に言うなら、そんな感じです。
美しい物語を書きたい――。
プロフィールにあった言葉ですが、なるほど、と思いましたね。
文章の比重がストーリーではなく美しさに寄っている。
しかし〝寄りすぎている〟。
間違いなく綺麗な文章だと思いました。美しい表現だし、繊細な描写が冒頭から繰り広げられていた。文章にレベルがあるなら高レベルだと思う。
けど、美しさを意識しすぎているように思えた。
美しく、美しく、美しく。美しさをひたすら求めているのはひしひしと感じるけれど――結果として、読者を選別しているように感じた。
美術館に例えるなら――。
この作品が展示物であり、作者さんは案内人。そして私は観覧客。
入口に入った途端、案内人だけがスタスタと先に歩いて行ってしまった。
客へのエスコートを感じなかった。
良い展示物用意してるんですから、ご自由にどうぞ。みたいな。
付いてこれないなら、別にいいですよ。みたいな。
そもそもとして、万人ウケすると思って書いてはおられないでしょうが、こういう不親切さを感じてしまうと、なかなか先は読めなくなってしまう。
だから――本当はもっと読んでから感想を送るべきなんだけど、ここらで限界。
作者さんの『こういうの書きたい!!』って気持ちは伝わってきたけれど、逆に言えば、その気持ちが大きすぎて他のモノが入ってこなかった。
私個人として〝率直〟に言うなら、そんな感じです。