心情

夜霧 紫苑

第1話

私の中には私自身にもわからないモノが存在する。それは心情である。


時に私は悩みを抱える人物がいれば「いつでも頼ってくれ」と言い、またある時は「誰か傍にいてくれ」と願う。結局のところ私は誰かに手を差し伸べるフリをして、自分が抱える孤独感から自分を救おうとしているだけではないのか、最近そんなことを思うようになり、次第にそんな自分自身に嫌悪感を抱くようになった。

もしこれで、自らの願望が叶えば嬉しいものだが現実はそう上手くはいかない...


結果、誰からも頼られず、誰も近ずかず、何も変わらず、空っぽの私だけが取り残されている。


解決方法は....まだ無い

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

心情 夜霧 紫苑 @Tr_180

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る