第2話 職場環境
その頃、私は地元にあった支店勤務でしたが他の支店や本社には妊婦さんもおり、皆さんギリギリまでお仕事を頑張っておられました。全体50人、内女性が私を含め5人。残りは全て男性です。
私の仕事はフロント事務でしたので、入社した当初は力仕事があったとしてもそんな持つのが大変なほど重いものはないだろうと思っていました。事務なんだから結婚したって妊娠したって続けられるだろうなと。
しかし当時の支店長は男女で差別する人だったので、
「女は結婚したらどうせ辞めんだ。妊娠したらすぐ辞める。だから男の方がいいんだ」
と会社の飲み会で話して居るのを耳にしました。
私個人的に”上司が男女の差別的考えがあればその下の社員も同じ考えになる”と思っていた為、
「えっ、支店長はこんなこと言う人だったの?もし自分が結婚、妊娠した時大丈夫何だろうか…」
と不安になり出しました。
当時の主な仕事の内容は、
・お客様への対応
・会計などの処理
・重要書類の処理や、保管・管理
・各プロジェクトの資料作成
・その他事務処理
※他に残業や、派遣社員・研修生への業務指導もありました。
男性社員も持つのが大変な伝票や過去の資料などがびっしり詰まった保管用のダンボールを持って、二階の倉庫と一階の事務所を行ったり来たりすることもあります。また雨や雪が降っていても関係なく外に出て、マンホールのふたを開けたり戻したりする事もあり風邪を引く事もあります。更には荷受した放射線で汚染され基準値を超えているものの近くを歩いたりする事も。
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