一〇八.ヤマトのツジツマ・波動砲(1)

 ここからしばらく、ヤマトシリーズの辻褄つじつまを考えていきます。つか私がヤマトを考える事の大半は、ヤマトの辻褄合わせを考えるようなものだったりしますがw

 元作を尊重しながら、必要ならば改変の提案も辞さない(何様)。


 という訳で第一回は波動砲(とデスラー砲)について。

 最強兵器・波動砲。『さらば』以降は通用しない、あるいは対策をしている相手も増えてますがとにかく。

 昔から気になっていたのは、こんなに効果的なら、なぜガミラス以外は波動砲を開発しないのか、です。

 なにしろ波動砲ときた日には、波動エンジンからタキオン粒子を一気に放出するという、波動エンジンを持つ文明種族なら誰でも考えつきそうな兵器(失礼)です。

 例えるならば、青銅聖闘士なら全員出来る筈のペガサス流星拳、黄金聖闘士なら全員出来る筈のライトニングボルト(を)。


 もちろん波動砲にも制限があります。あるようです。ある筈です。アニメ作品中では描写が明確でない事が多いんですけど。

 PSゲームでは、エネルギー充填中にはエンジンの出力低下で速度が落ちる、主砲が使えないなどなど。デメリットが強く設定されて、波動砲に頼ったプレイをしているとすぐに死ぬ、らしいです。私は最初の戦闘で挫折したので分かりませんが。

 それでもヤマトが、時には地球艦隊も波動砲で大きな戦果を上げてきたわけですし、恐らくは数万年以上の(アクエリアス文明はあえて除外しますが)歴史を持つ銀河の、あるいはアンドロメダ銀河なども含む局部銀河団文明の宇宙艦隊がそれを持たないのは不思議です。


 もちろんこれをそれぞれの種族文化に基づくコンセプトの違いと言ってしまえば簡単ですが、しかし他の種族の持つ独自の兵器に比べても、波動砲は威力が大きすぎます。それを他の種族が導入していないなら、それなりに理由が必要です。

 しかし作品中にそれを明確に示しているシーンはありません。


 …ないなら、妄想すればいいんだよ!

 という訳で(主に自分が)楽しい妄想の時間です。

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