十八.嵐のコバメカ(その…ええい、機動甲冑!)

 もうナンバリングも面倒にw


 さて、二式空間機動甲冑でございます。2202より前から基本デザインが発表されている、まさにコバメカですが……ぶっちゃけ好きです。

 空間騎兵隊に、人型兵器は、合っている!


 なぜ馬に乗らないし、騎兵戦闘車に乗る訳でもないのに空間騎兵隊なのか。

 『さらば』上映前に放送されたラジオドラマでは陸戦隊と言っていたと思います。

 今思うと、旧日本軍イメージが強すぎたから変えたのかも知れません。

 そうでなくても第一作から戦艦大和がモチーフで色々言われていた作品の上、今作ではラストで体当たりとなれば、それはもう気を使わざるを得なかったでしょう。


 話がそれました。なぜ空間騎兵隊なのか。

 割と最近、英語の日常会話に関するサイトだったか本だったか。陸軍の兵士はソルジャー、海兵隊員はトルーパーと呼ぶ、とありまして。それを読んで色々な疑問が一気に解けました。

 なぜハインラインの『宇宙の戦士』の機動歩兵がスターシップトゥルーパーズなのか。やはり馬に乗らないのにボトムズのあれはアーマードトルーパーで装甲騎兵なのか。そしてなぜ空間騎兵隊なのか。

 これらは皆、米海兵隊的組織だからではないか。空間騎兵隊、直訳すればスペーストルーパーズ。

 まあ、ヤマトのスタッフが宇宙の戦士を参考にした可能性はあまりないと思いますが、共に海兵隊を意識した、宇宙船から降下する上陸戦闘を得意とする部隊。空間騎兵隊とパワードスーツ的人型兵器とは相性がいいと思いました。まあ、機動甲冑はPSなのかエグゾスケルトン(外骨格)なのか小型ロボットなのか、今一つ分かりませんが。


 実は、私も『永遠に』のリメイク二次創作小説を妄想してまして、空間騎兵隊にパワードスーツを装着させて、デザリアム星の中枢部に突撃させるなんてことを考えてました。

 ので、上映時これが出てきた時は、「これだよねやっぱり!」となりました。またその後の出番でも、波動砲発射を船体を支えてサポート、「全員で撃つ」を具現化した名シーンを産みましたし、七章で一番泣いたのは永倉の「一人で寂しく死んじゃ駄目だよ!」でしたし。

 それは嫌いになれる訳はございません。



 …とここまで書いてきて何なのですが、これを書くにあたってネットで確認したら、海兵隊員をトゥルーパーと呼ぶ、という解説が見当たらない!

 海兵隊の特殊部隊で名称の最後がトゥルーパーってのはありましたが、トゥルーパーというとほとんど騎兵(無論アメリカの騎兵隊は今戦車や歩兵戦闘車(とほぼ同型の騎兵戦闘車)に乗っております)、騎馬警官などでした。一方の海兵隊員は、マリーンとかジャーヘッドとかだったりするそうです。

 ここまで熱弁したことが全て無になってしまう危機です。 でもなー、機動歩兵は騎兵隊というより海兵隊だろうに。どういうこっちゃ!w

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