七.賛否両論の賛!(その2)

 最終回の真田さんの演説にも、目頭が熱くなったりもしました。すり減った大人ですからw

 あの真田さんは、確かに中原中也の詩を読む2199の真田さんなのだなあ(自分で買った本じゃないけど)。

 2199のキャラや設定で、消えたり片隅に追いやられたものもあったけれど、やはり2202は2199の続編なのだと、少し安堵もしました。あ、その辺についてはまた後で。


 本作の古代進が波動砲に関して悩む姿は、単に2199の彼のその後であるだけでなく、原作第一作でガミラス星を滅ぼしてしまった古代が、そのトラウマを抱えたまま輪廻した姿でもあるかのように見えてきます。

 2199のデスラーが、旧一作目のデスラーだけでなく、スターシャへの愛を告白した『新たなる』のデスラー、武力ででも宇宙に平和をと願う『III』のデスラーの重ね合わせに見えたのと同じように。

 つかそう考えないと、スターシャとの約束を気にしすぎだろってw まあ、兄の記憶を代償にして得たシステムだから、約束の重みも段違いなのかもしれませんが。


 ミルの意外な正体。

 『さらば』でも『2』でも、邪魔ばかりという印象の見る、じゃなかったミル。

 今作でもデスラーが離反しかけた時、「おし、今とっとと殺しとけデスラー!」と思ってしまったのですが……ごめんよミル。君が死ぬ事がこれほど惜しく感じられるなんて。悲しいなんて。これはスタッフにやられました。

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