四.俺たちの氏名は重い(違

 宇宙空母ブルーノア。

 ヤマトの後継者として期待され、初回二時間スペシャルで放送という大優遇をされながら、27話(放送回数は24回)で終了してしまったアニメ。

 色々と惜しい所の多いアニメですが、妙に忘れられない作品です。いや、惜しいところが多かったからこそ、かも知れません。


 放送中、『ブルーノア超百科』という本も買いました。これに乗っている用語解説が凝りに凝っていてですね。ウィスカー・ボロンなんていう先端素材とか、重力子の説明とか載ってました。

 そういや設定図の方にも、主砲レーザー砲の射程が晴天40キロ、雨天3キロなどと細かく設定されてたりして。今本を見ていたら、うろ覚えの数値がちゃんと合ってました。長期記憶の無駄遣いをしているようですw


 後で知ったのですが、これを書いたのがSF考証の金子隆一氏だったんですね。

 恐竜研究者というか、恐竜の最先端の知識を広めるライターとして活躍し、科学関係の読み物も多く書いておられました。残念ながら早逝されてしまいましたが。

 そりゃ設定だけはやたらと充実していた訳だ。そんな所も、惜しい作品たる所以かと。


 ……ええと、何でブルーノアの話になったんでしたっけ? ああ、そうだ(続く)


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