第15話 ハーレムなんてうらやましくなんてない…よね

ベロニカ施設団は帰っていった


補充したウメエ棒はまた買い占められてしまった。

グラスの子供達よごめんよ…


クレアとミラも船に乗り別れを告げた。

帰りに唐揚げを沢山作ってあげた。

しかし、それを一つ食べたベロニカさんに、お金を積まれてミラはお金に負けて売ってしまった。


私を物欲しそうな目で見ていたが・・

後は知りません


さて課題は山積みだ

もうすぐクロが子供を産む。

ベロニカさんの話だと召喚動物は死なないかもしれないといっていた。


となると永遠に子供を産むということだ。

シンシアの話だと生まれる山羊は男の子らしい、将来お嫁さんをポチるかどうするか・・・

しかしポチりすぎればこの世界は山羊だらけになる


信玄が召喚した馬は消えたと言うがすべてでは無いらしい。元から既にこの世界には馬はいてその馬と掛け合わさった子孫は残って居る話だ。


つまり子供は残って行くので、死なない山羊を増やせばこの世界には山羊だらけになる。

増えすぎれば山羊肉にする手もあるが。

豚や牛に比べて山羊は臭みもあり食肉に向かないんだよね・・・


子山羊は美味しいと聞いた事あるが

まあ世界に、ここだけの山羊だから増えすぎずに管理していかなくては行けないな。


子山羊はいずれにせよグラスの農家に譲ろう山羊産業を根付かせる。

そうすればアレルゲンの少ない山羊ミルクに山羊チーズ等もこの島の特産となる。

それに山羊は、荒れ地の雑草を食べて排出し堆肥を作り出してくれる。

山羊の糞はコロコロして土の団粒化を促進して保水力のある土を作ってくれる。


未開拓の土地が多いこの島では最適だろう

牛みたいに畑を耕す労働力にはならないがエサ代もかからずに経済的だ。


取り決めとしてポチり山羊は10頭にする

山羊は縄張り意識が強いので複数の雄は置かない、ハーレム状態が山羊農場の基本だ

となると基本的にポチるのは雌になる訳だ

新しく子の嫁さんよりも異母兄弟を増やした方が良いだろうか


その方が管理がしやすい・・・

俺の山羊農場にはポチり山羊で他の農家には子山羊である。


兄弟繁殖の危険はあるが底は致し方ない奈良の鹿なんて当然のようにある物だし・・・


大元の俺の農場の品質が確かなら

近親弊害のリスクは減らされる訳だ・・


とりあえずは、その方法でいこう


と言うことで

山羊のメスを8頭ポチりした

一気に山羊農場が賑やかになる


シロは喜び勇み片っ端から致している

この種馬!いや種山羊か・・


そして子ヤギが生まれました。

名付けはシンシアに任せた、生き物担当だしね。


クロは乳が出た

朝ご飯に山羊乳が加わった

いずれチーズも作ろう


ジェニファーのお腹はまだまだ目立たない しかしやりまくるシロにたいして俺の禁暴走は続く・・


はぁ暴走の味を知ってしまった俺は我慢がこれほどつらいとは…


シロは今日も交尾している…


ハーレムなんてうらやましくなんてないもん

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