短歌「水深五十メートルの欲望」他
桜枝 巧
「水深五十メートルの欲望」
真っ青なゼリーを食べる直前の渇望に似た夢の訪れ
インスタント・チャイの香りじゃ誤魔化せやしない小指の震えもあるの
屋上にプールが欲しい水深は五十メートルくらいにしよう
真っ黒な夜が揺らしたカーテンの小さな染みは嫌いじゃなくて
丸文字の見取り図 茄子とバスタブは仲が良くない設定にする
何処までも沈みたいのだわたくしをとかしてしまう夏は遠くて
アパートの一室で練る計画はやさしいままで朝になってく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます