[日記]作らないぞ、という勇気
文芸しかり、絵画しかり、売れないまでも魅せれるものを用意(作れる)できるだけすごい、という評価が世の中に一定数あるのは事実である。
しかしそれは、たまたま身に付けられたものであって、才能なんてものではない。技術の修得のために打ち込めることこそが、才能と呼ばれるべきではないだろうか?
さてそんな話はさておき、あえて作らない、という方針をとるのはどのように感じるだろうか?
ある作者が突然、ここでばっさりと物語をカットする、というような感じだろうか。大きな場面転換が急になされて、閲覧者は、あれ、と首をかしげながらそのさきを読み進めるのである。
もちろんそこには、情報の埋め合わせがしっかりなされていて、読み進めるだけの材料は揃っている。いきなりの、脈絡のない変化にも、後付けながら説明してくれるなら、まぁそれはいいだろうと思う。
長編ではあるが、あえて描かないシーンを用意する。難しいことではあるが、書きあぐねているシーンをすっぱりと切り捨てることができるのは強みである。
例えば、翌日の方針を決めて、それ以外は自由行動とする。では当日、バラバラに動くキャラクターの行動を全部が全部、描く必要はないわけだ。
今後の展開に必要になることを踏ませて、あとは伝聞形式で要らない情報を混ぜるだけでいい。それに関してはキャラクターの性格とかのアクセントとして残しておくだけでいい。
かといって盛り上がりの部分に消ゴムをかけてはいけないのは、自明のことであると思う。そこを抜かしてしまっては、昂っていた熱が、文字通り興醒めしてしまうからだ。
と、いうことで、作品を作るうえでは描かないことも肝要である、と称して、一部グラフィックは用意しないでもいいですか?
……だって歩行モーション難しいんだもん。全身動くからスプライト数はね上がるし!!!
なぜ創作論ではないか、と言われれば、この内容から思い付いたことですから! ほんとに素材が足りんのですよ!?
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