[ネタ]縁なきものたちを結ぶ
見覚えある景色を、絶えず目移りしている彼女の背後から見渡す。
世界樹と呼ばれているドでかい樹。人間の中にいる、人間らしからぬ、妖怪ではないものと、動物。二度目である、という事実を改めて覚えながら、これから何が起こるのかと、警戒だけはしておくべきだ。
少なくとも、またこの世界に呼ばれた。しかも、シールと、俺が。何の縁か分からないが、この賑わいに馴染んでいるように見えるこいつは、ずっとこの世界の住民らしい。
この前来たときには、宴の参加者として呼ばれている、と聞いた。だから、今回もそうなのだろう。二度にもわたって参加していいのか、というのは気になるし、俺に、叶えたい願いなんてものはない。
「あれ」
シールが立ち止まる。気がつけば人通りもまばらで、広場に出たらしい。どうしたんだよ、と隣に並べば、視線の先には見覚えある白い人間っぽい姿が。
犬面は、カル。蜥蜴はグレイズっていったか。やっぱこうなるよな。
「またお前たちが喚ばれたのか」
いかにも苛立っているようなグレイズ。
「まぁ、まぁ。私たちがどうにかできるものでもありませんし」
いさめているのは武器を背負う女性で、シールはフェリと呼んで、尻尾を振る。
「全部で四人、いるはずです。探さないといけませんね」
カルは困ったように首を傾げて、俺たちを見ている。あと二人、どんな奴らが出てくるのか。さっさと帰りたいということを押し込めながら、最低限の社交辞令を交わすことにする。
◆◆◆◆
あー、ほんまに誰にしよ。まだ決めなくてもいいですが、決めたい。ゲストでもいいのですが、お声がけ出きる人がいない!
カガチとかベニリアでもいいんですけど、スギタカとの関係がないってのももったいなく感じてます。あー、誰にしようか。ほんまに。
※制作中のゲームのお話です
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