[日記]日々を貪る
なんとなしに、漫然と時間を過ごす。
そんな時間は時として、安らぎを与えてくれるものだが、常態化しては、それはただの怠惰と化すだろう。
よく動画あさりとかが生活(家事とかも済ませた時間帯)の大半を占めている、という声はよく目にするような気がする。過ごし方は各々、好きにしたらいいと感じるし、特別、注意喚起をするつもりもない。
ただ、思うことは、どうしたら何かができないだろうか、と思い至るには、そのような生活では微塵も思い付かないのではないだろうか、と。
衝動的に、パルス的に行動に移すことはきっとできるだろう。だが継続という難しいお題に対して、あぁ、続かなかったなぁ、という感想で終わってしまうのではないだろうか?
まぁ誰だって楽をしたいものだ。どんな生き物もそうだ。魚でさえエサ場があるならぶくぶくと海底で揺らめいているというのだから。
しかし、何かをする、というエネルギーは常に使えるだけの貯蓄と排出の二つがないと、空回りに落ち着くのは当たり前なのである。何かしたいしたいと考えるばかりで、出力をする訓練を怠ってはいないだろうか?
ひとつでもいい。必ずやらないといけないことを、ちょっとばかり省略して、出力するだけの刃を研いでいるだろうか? それこそ、明日やることは今やってしまえ、ということに近いかもしれない。
習慣的にやっていれば、その出力も強くできるし、足りないものが何か、よく分かってくる。漫然とした時間ほど、休息に必要なことはないが、それを至高とするには、いささか無理があるような気がする。
芸術を身に付けたいなら、絵をすればいい。巧くなりたいなら巧くなる技量を身に付ければいい。
なにもしたくないというときがあっても、別にいい。ただ、それはあなたの何かを弱らせることになっていないか、考えてみるのはどうだろうか?
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