[カクヨム]KAC2021-2nd
今回は「走る」でした。
案はいくつかありまして、魔女の世界観で犬が「なんで走らないんだ」とおじいちゃんよろしく昔語りを始めるもの。部活で走り続ける青春もの。はたまた、なんでそんなに早く走るんだい、という食材の擬人化でした。
おじいちゃん魔物のおしゃべりは、世界観の話からしないといけなくなるので却下。青春なんて私が思い付くはずなくて却下。足が早いとかけた食材は、足の早いやつが思い付かずに、と。
今回もそれなりに思い付きましたが、この「擬人化」したなにかが走るお話。第一案だったんですよね。
走ると言えば、人に自動車に、スポーツに、遅刻とか。連想できるものはそんなところですよね。類義語には駆けるとか。
ここでひとつ思い付いたんですよ。書いている皆さんがよく目にしているものって、ずっと走ってるよなって。読む人はこれの姿はそうそう見ないでしょうけれど、存在は誰だって知っている。
なのにそこにあるのが、さも当然のように扱われている、誰も気にしない存在が、無限に広がる舞台を駆け抜け、折り返して、時に戻っていることに気がつきました。
そうなると、舞台を管理している誰かも必要だ、と親父を用意しました。しかしその舞台には大量の観客席があれども、誰も席についていない。当たり前です。なぜなら誰も、彼の走る姿なんて見ないんですから。
観客が見るのは足跡。それを描いた彼は舞台から去って、それから観客が現れる。
そんなとこまでも書けばよかったかな、とか思いつつ、後悔先に立たずでした。
さて、次のお題は「直観」……またテーマにしては特異なワードですねぇ。
さ、まずは辞書を引いてみましょうか。
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