[日記]どこにも溢れる声を聞いて
道を歩く。
店の中から聞こえてくる放送、ラジオ番組のキャスター、すれ違う人たちの会話、はたまた、どこからか聞こえてくる談笑。
用事を終えて家に帰る。
テレビやら、なんとなくつけたラジオやら、動画サイトを練り歩くと聞こえてくるのは、少なくとも私のために向けられたものではない言葉たち。
今、無意識に必要なものだけを取り出して、自分のインプットとしている。揺さぶれる何かはないが、かといってないともやもやとする。
音。何かしら、細やかなものでもいい。声があると、心なしか落ち着く。
椅子に深く座って、じっとする。語りが室内に響いては、消えては、現れる。
はっきりとした形を持って、耳朶へと届く。
◆◆◆◆
今回はかなり適当な、思い付きのお話です。
曖昧な声って聞いてますか? 日常に溢れる言葉って、多くが訓練を経た声ばかりなのではないかと思い至りました。
アニメしかり、キャスターしかり、実況者しかり。基本的に耳にするのって、考えてみればそういうものばかりではないですか?
訓練のない言葉って、聞き取りづらかったりすることも多いわけで、それでも現代社会で生活ってできなくはないわけで。
人によっては、聞き取りやすい言葉だけを聞いている、なんて可能性もありますね。それこそ、何気なく流しているものから、あの人の声だって判断できるわけですし。
見方を変えれば聞き取りやすいものだけでも生活できる、ということですが、聞き取りにくいものを排除するということになるわけで。
なんと言いますかねぇ。聴く訓練をしてますかっていうお話……でしょうか。
言葉って波形の特徴はあれど、個人によって声質も声量も異なります。これに対して、これは声でない、なんていう無茶苦茶な思考の持ち主が現れたらどうなるのでしょうか。
声でないものを人ではないなんて宣言するとか……ネタにしては扱いが難しそうですね……。まとまらない。まとめる気もない。なぜなら、単なる思い付きの気付きだから、オチもない!
と、文字数稼ぎをしたところで、そんなことがあってもいいでしょう。お付き合い、ありがとうございました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます