私はただ、歩けるだけ

[ｶｸﾖﾑ]自主企画のすすめ

　そろそろ何か立てようかなぁ、と思うところだが、できることなら、応募の取り下げの手間は最小限にしたい。そもそも、参加する側のモラルだと思うのだが。

　たしかに読まれれば勝ち、の社会だが、悪徳商法で読者を得る、というのは、あなたはそれでいいのか、と首をかしげたくなる。

　こういうものを揃えたい、と看板を立てたスペースに、お題に掠りもしていないものを置いて獲物を待つ。まさしくそれだ。

　話を戻そうか。

　年末に立てたのは、「年末の時間にちらりと読める作品の募集」だった。もっとざっくり言えば、短編の募集を行った。帰省もままならない暇人、かといって長編を目にするにはしんどい、という方に向けたものだった。

　それで、そろそろ長編の募集をしてみるか、と思うのだが、上記のような関係のない応募が必ずつくのも考えもの。一目みれば「テーマ読んでないな」と分かるものなら簡単なのだが、作品というものはそうではない。だから一時、変化球の質問系を投稿していたのだ。作品ページに行って、回答がなければ即お断りで整理も容易いからだ。

　募集したいのは「彼らの物語であるファンタジー」だ。転生は論外として、登場人物たちが一個人として振る舞い、生活をする作品。

　では●●だったので生活してみます、とかも、●●が一個人の振る舞いを壊してしまうので、それもNG。

　ほら、立てようとすると、どんどん説明や制約が難しくなってしまう。それもこれも、読まない方がいるから、なのだが。

　いつの時代でもルール関係なしの人がいるのは事実ですからねぇ。

　ではこれを解決するには、と。それはそれで簡単であり、条件を厳しくするだけである。言い方を変えれば、私の好みにストライクなこれこれをください！　それだけでいいのである。

　だが正直、私のストライクゾーンの境界が曖昧であり、かつ未探索エリアも存在するために制限をかけすぎるのもどうかと思うわけだ。

　実際、自主企画でそういった好みのものを探してますという企画には、あまり応募が見受けられない。異世界ファンタジー、転生とつけばもりもりとくるのもお約束だが。

　その手法でいくか……？

　企画名「彼らの歩む道」、キャラが考え、行動している作品を募集します！

　これではだめだ。これを覗いた人の解釈でいくらでもきてしまう。

　書くならば箇条書きだろうか。転生禁止とか、無双禁止とか。そっちの方が企画を探してる人には分かりやすい、か？