[創作論]式は横に、文字は縦横に
真ん中に操作キャラは置くとして、攻撃結果予想はどうしようか。少なくとも一項目は一行にして、攻撃、残体力の表示は必要だし、命中の概念は必要だろうか。
SRPGのプレイ画面をざっくりと考えている。これの参考になるのは、やはり先人たちのSRPGなわけだが、いずれにしても、私の技量で作れるクオリティに落とさないといけないのは事実だ。
かといって自分のユニークアピールをしたとして、それは斬新だとなるとは、限らない。
例えばユニットどうしの数字バトルをするとして、それを上下に並べたらユニークか、と言われれば、それは見辛いだけだ。
数値で勝敗を決めるならば、比較する項目を横に並べる。習慣的にそうなっているからだ。
では文字はどうだろうか。
日本語に限った話だがWeb向けに、左から右へ、上から下へ。あるいは上から下へ、右から左へ、書くのが習慣である。ポスターなど特殊なデザインをもって行う宣伝を除けば、共通である。
もともと、日本語は上から下、右から左のみだったが、外国語の流入によりもう一方も使われるようになったらしいが、それは置いておこう。
仮に斜め方向に文字を読むような小説が書けたとして、それをわざわざ読みたい、となるだろうか。むしろそれは文字パズルとしてウケがいい程度のもので、小説とはならないのではないだろうか?
まぁ読みづらいだろう。読めない。そういえば何年か前に、「あ」だけが一ページに縦横無尽に印字されている、という小説作品があったらしいが、読者としては「そこからの展開ハヨ」という意思のもと、きっとそこは読むことすらしないのではないだろうか。多分、落ちるという表現をしたかったのだと思われるが。
やはり小説には整然と並ぶ文字しか武器がないのか。語彙や知識を蓄えることで研ぐことはできるが、その鋭さは一目瞭然と分かるものでもない。
かといって武器が鋭いからといって人気が得られるわけでもなく。大喜利の方が、むしろウケがいいこんな世の中では……。
ともかく、文字は文字のスタンダードを以て書き続けるしかない。文字という並びをいじるのはデザインの仕事だ。整然と印刷されたそれらで、創造力を掻き立てろ。
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