[設定]エピソードエンディング(ああ勇者よ)
昨日、予約投稿していた「ああ勇者よ、死んでしまうとは情けない(以下略)」が完結しました。
なんでこんなノリだけのを書いたのかって? 思い付いたからだよ。本命ではないですがね。
もちろんモチーフは某RPGです。魔物との戦いに敗れたとき、命令してきた王様のところで復活して、ぐちぐちと苦悩も知らない言葉を浴びせかけてくる某RPGです。軍資金として端金と棒きれを渡してくる某RPGです。
では、ここからネタとして昇華するにはどうしたらいいか、を考えたとき、
「あれ、王様って蘇生できるわ、勇者を連れ帰ってくるわ、一国の運営してるわ、姫をさらわれたくらいで、普通に強いんじゃね?」
すなわち、
上記の二点の時点でチートなんですから、ならあとはそれを発揮する場面を用意すればいいということですね。
なのでバフをかけまくりつつ、囲まれようが魔法で粉砕するシーンができあがりました。
一方の勇者(複数)ですが、ある程度試行しようが結果が変わらないなら、別の勇者を用意すると思うんですよね。使い捨て勇者……。
また、蘇生を実施できる国王もいるため、何人犠牲になろうが蘇生が可能。つまり、ゾンビ戦法も可能。死亡から時間の経過? 王様チートにそんなものは関係ない。
そして勇者といえば、勇者専用装備。今作では誰かが作って用意したもの、というわけではなく神様が勇者の誕生を祝福して各地に配置されます。
すなわち、任命すればするほど配置されます。ただし、勇者は世界に一人だけしか存在してはいけないという暗黙のルールがあります。
完全装備の勇者を一人ずつ用意していき、もしソロで魔王を倒せればラッキー、何回かチャンスを与え、それでもダメなら新たな勇者を任命する。
……鬼畜だな、王様。
魔王について。変身するのも某RPGリスペクトです。
勇者との一対一ならば、本性で圧倒できるのですが、完全装備のゾンビ戦略取られたら、そりゃキレて城から飛び出しますよね。そしてヒーラーだけでも討とうとして、返り討ちにあいました。
個としては大きな力を持っていますが、勇者たちには敵わなかった! 哀れ……。
最後の種明かしについて。
もちろん国王が無茶苦茶強いぜ、で終わらせてもよかったのですが、こじつけ程度の種明かしは必要でしょう。
一つは上記の勇者装備について。勇者を任命する度に配置されるので、これはこれで終わりです。
では王様がなぜ射程無限なのか、と言われれば大地に張り巡らせた網によって魔法の伝達が可能である、というしかけです。なので準備なしに世界の裏側に魔法を発動させる、なんていうことはできないということを暗に示しているつもりでした。
さて、こんなところですかね。
ああ勇者よ、数の暴力に頼るとは情けない~そう仕組んだのはおまえだよ王様~、完!
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