[創作(絵)]赤と青は何を思うか
このラインか? んー? なんか構図が……うーん? えー……あー。
やはり絵というものは、難しい。文字で表すとしたら、どこに何があってどう見えているか、を直接示さなければならないことだ。
普段から私たちは、視覚で物事を語ることだろう。あそこにあれがあって、向こうにこれがあって、それらはここから見ると重なっている、と。
問題は頭のなかに浮かべたそれらを、自分の見た形に落とし込めるのか。また、無意識のうちに意識の外に捨ててしまったイメージがないか。
不自然さを減らすのは、練習しなければ無理だろう。
だからデッサン人形とか、生物の描き方の教本が売れるわけだ。繰り返し練習して、頭のなかで構築できる設計図ができあがるまで。
もちろん、小説でも同じことだろう。
だが、視覚という直感に訴えかけるものである以上、レベルが跳ね上がる。憧れるけど理想のものは描けなくて、練習はめんどくさくて。
そこらにあふれている作品は、あんなにもかわいいのに。羨望の眼差しを向けることだろう。
しかし、だ。その眼差しは、あなたの作品を唯一見つめている。そして設計図も手に入っているのだ。うまくいかなくてもいい。設計図を、あなたの感動を紙にぶつけろ。
誰かを頼ってもいい。誰かに依頼したっていい。
だがその描きたいと願う胸の内にある何かを、衝動のままに鉛筆を、ペンを、筆を握れ。
あなたは「描きたい」と願ったのだ。「希望の作品が欲しい」ではない。
どうしてそれを、持ったのか。
◆◆◆◆
昨日、二時間くらいペイントソフトとにらめっこしていました。ラクリさんとリエくんのペアをなんかよう分からん構図で描いてます。
なぜ描いているのか、といえば市場の宣伝です。
ラクリさんは比較的よく描いているせいか、構図のせいなのか、理想計に近い形を落とせているのですが、リエくんがねぇ……。
まだ下書き段階だから書き直してしまうか? 今のに納得いかないし。
あと、二人のサイズ感つかめてないなぁ。具体的高さは決めていないんですが、ラクリさんの背丈よりも、リエくんの方が少し目線が高いつもりなんですよね。
つまり、胴体から尻尾まで含めるとリエくん、および青竜ってかなり身体がでかいんですよね。エルディに至ってはリエの1.3倍くらいの背丈……ラクリさんは人間と同じ程度ですけれど(そう考えると胴長である都合上、人間から見るとかなりでっかい)。
どうしたもんかなぁ。描くしかないけど他にもやりたいことはあるんだよなぁ。それにばっか時間を食われるのはなぁ。でも仕上げないと経験値は得られないしなぁ。
時間との戦いはいつも、無謀なものですね。
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