第2話 killing story...戦場の物語

俺は、あの後結構大変だった。

能力に慣れてない為、解除の仕方が分からなかった。


「あれ?どうやって解くんだ?...あ、やべぇこのままじゃ倒れる!ちょちょちょ....」


ドサァァ....


俺は、みっともない姿で倒れてしまった。


足が鋼だから、今の所身動きが取れないから

少し助けが欲しい。


そう思った時に、前方に誰か来た。




短剣や銃を持って、戦闘着を着た女の人だ。



「おい!助けてくれ!今身動きが取れない状態なんだ!!」


彼女は、こちらに気付いて、俺の方に向かっている。


「....!!」俺は気付いた。あちらは、殺意を持っていると。


彼女は、銃で俺の方に乱射してきた。それと同時に俺は、転移の能力を使った。


俺は、彼女の後ろに回り込んだ。その時にに、鋼の能力も解けた。


「何すんだよ....。」

「...貴方、意外ね。アウトラインの者かと....。」

「....アウトラインって字的に、良い呼ばれ方じゃないと思うが。」

「その通りよ。8000位代でそう呼ばれるわ。名前の由来は、すぐ落ちて死ぬ運命だから....」

「いや、俺は8000代なんだけど....」

そう言った瞬間、攻撃を仕掛けた。


俺は、鋼の能力を使って手に纏い、手にデカい鋼の手に変化した。

その手で握りつぶす感覚で武器ごと壊した。その後左手で、歪な形の鋭利の鋼の欠片を作った。


「....お前の負けだ....。」


内心(やべぇ....俺、ちょっとカッコイイ事言ったかも....)


彼女は、それでも短剣を握ろうとしたから、ネックウォーマーの繊維を貫通するように、肌に強く当てた。


「無駄だって言ってるだろ....。」


「それで、カッコイイとでも思ってるの?」「へ?....」

「顔がニヤけてる。」


「....。」恥じらいを知り、俺は動けなくなった。



「まぁいいわ....負けで....」



武器を握ろうとした手を下ろした。


「で?どうするつもりなの?殺すの?」


彼女は、煽るかのように、改めて顔を見てきた。



「....いや、同盟を組もうと思って....。知らない事かなりあるし....。」


こっちも鋼の欠片を下ろした。



彼女は、少し驚いた顔をしている。



「で、まず自己紹介から、俺の名はタカシマ。能力は鋼の能力と転移の能力。8142位....あれっ?8143位になってる....。」


「評価が下がったのよ。それにやっぱりアウトラインの者じゃない。」


「いや...それさっき言ったし...。で、お前は?」



そうすると、ネックウォーマーを取った。



「0946位、ミオリ。能力は武器生成。

エリートの中の一人。」




「946位....。」俺は、小さく呟いた。


「あの時に、私を殺せば飛び級で900代いけたのに。残念ね。」


「........いや、後悔なんて、してねぇよ。

ただ、"すげぇ"と思っただけだ。」


「....。」彼女は、黙った....。

何か考えてるようだ。


「さて、次の質問。何故俺を殺そうとしたんだ?」


しばらく、間が空いた。


何故か、急にゆっくりになった感覚を味わった。


「........実は、隠し評価というのが存在するの。戦闘力、キル数があって、RPGとかとは違ってモンスターで評価なんてされないから、人を殺めるしかないの。」



「だから、殺そうと....。」


少し俺は、俯いた。



「貴方は、大して順位上がんないけどね。」



「おい....。」


ピリピリしてた、空気からいつの間にか、

彼女と馴染んでいた。



初めて、仲間ともだちが出来た。




戦場の世界で........。




...。





...。





一方....。



「また、変わった奴を入れてくれるじゃないか....。」



「しかも、同盟なんてこの戦場せかいで聞くのは、初めてですよ....。」



「まだ、雑魚ではあるが、見る価値はありそうだ..................タカシマ....。」






to be continued....






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る