「妖しい来客簿」異曲、ということで、タイトルを拝見したときから楽しみにしていました。(前作もとても面白かったです。)
門柱の傍にたたずむ男、果たしてどのような交渉をたどっていくのかと読むうちに、まさかの美味しそうな羹へ…。しかも合わせる素材が常ならぬもの。これをアッサリ料理してしまう、奇異なる日常感がたまりません。
作者からの返信
木子様、前作ともども読んで下さり、ありがとうございます。
一つのモチーフから幾つかの話が枝分かれすることがあり、どうしても片方を勿体ないと思ってしまうので、それらに「異曲」と付けて未練がましく公開しています。
妖怪と料理というモチーフにも、何か自分の中で執着があるらしく、幾度も取り上げてしまうようです。幼い頃に聞かされた豆の民話や、妖怪を鍋に入れたらカボチャになっていたというような伝承を読んだ影響かもしれません。
編集済
への応援コメント
皆さまの感想から、もう一作あるのですね。自分は、251話めから少しずつ遡っておりますので、まだ出会っておりません。
不思議なモノを混ぜ合わせる、こんな発想には至らず、ただただ読むばかり。自分の語彙の少なさに情けない思いをしておりますが、シュールレアリズムだと思い、次からは読ませて頂きます。
作者からの返信
森野様、ありがとうございます。
カクヨムに初めて来た時の、慣れぬままとりあえず投下していこうというスタイルを変えずに来たせいで、気づけば数ばかり増えて二百数十とかいう状態になっておりますが、あまり過去の集積は気にされず、気の向いたときに、ひょいと手に取って眺め透かして、変な顔をして頂けるような、そんな創作であればと思っております。