第4話
私は迎え人のナナシです
今日は
ある男性のお迎えに来ました
私は自分の死体を見ている男性の元へ近寄り
「貴方を迎えに来ました、迎えに来ました」
男性はこちらに振り向き
「俺は地獄に落ちるのか?」
私は
「わかりません、私は迎えに来るのが役目なので」
と答えました
「そうか、じゃあ行くとするか」
「はい」
この男性は殺人犯で
死刑執行をされたばかり
普通の死刑執行をされたばかりの人間は
逃げようとするが
この男性は逃げないので私は
「逃げたりしないのですか?」
と聞いたら
男性は
「逃げても意味がないんだろ?なら、するだけ無駄だろ?」
私は
「それもそうですね」
と答えました
私は今日も迎えに行く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます