2020/06/18 23:58/鷦鷯飛蝗

青く濃い、出がらしのような私を更新し続けて

何を絞り出したっけ、忘れたよ

忘れるために絞り出したんだ

きっとそうだった、はずだった

透き通った汚濁に足許掬われて

澱がこびり付いた踝はもう曲げられない

上手く歩けなくてもどうでもいいさ

四面部屋、頭上の頂点には穴が開いて

月明かりが差している、ずっと

私の汚らしさを捕まえて

蒼白く糊塗してみたって

臭いばかりはいかんせん

隠せないもんな

さあ塞いで、鼻が曲がる前に天窓

私の月をずっと隠して

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