2020/03/03 21:56/鷦鷯飛蝗

枯れた砂岩は花盛りの味

かき捨てたはずの煙幕を食む

縋った日々の吹き溜まりで

熟れ果てに生きてる

降って湧いたと思い込んでいるわけでもなく

ただ辿らずに視界を過ぎ去らせてしまう

歪み、即ち呪い、なんていう短絡

踵鳴らすみたいな合図を

かっこつけて、1つ、2つ、3つ

吹雪が去ってまだ

倒木が別れない理由なら

吹き返しの航路探って

重ねて見せてみな

鱗じみた落雷も

心無い意識も

全て在り様に変えて垂れ流しているだけだ

かかずらっていないだけだ

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