2020/02/16 23:33/鷦鷯飛蝗

じゅくじゅくと汚れていく

火元ばっかり書き殴って

効率よく忘れていこう

またとどめを数える

呼吸はなだらかに離れて帰って来ない

行く末も予想通り

振る舞いは血濡れていない

誰かを害せる

器だとでも思っていたのか

身を守ることばっかりの

辿れない素性の裡から

湧いて出るなら心して仕舞おうとも思う

思うばかりで転ばしてしまう

手放した軌道塔は黄河の彼方

揺すれない言い訳

膚が熱いから

もう何が明るいか

触れなくて孤独

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