2020/01/29 23:26/鷦鷯飛蝗
過越しの祭りも傍目には
行き過ぎた仮構が二度目の行為へ奔らせる
踏み付けにした野望は歌を蒔いて
世界のだれもが鼓膜を欠いていた
剛体の体を
刻まれた言葉で不死を確かに抱いていた
読まれない言い訳に何の意味があるって言うんだ
咎められない罪に、何の意味があるって言うんだ
これを読んでいる僕は、何だって言うんだ
木霊しない声、響かない声、聴かれない声
僕にだって聴かれない、どこで生じたの、声、声
震わす空気も気取られない
ひそひそと隠れて、月ばかり綺麗な夜
焚かれない篝火の傍で、眠っていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます