2019/12/11 22:32/鷦鷯飛蝗
知らない質感のざらつきに
細めた目がどもる
触れてみても
滑りやすい騒めきの陰で
傷付きやすい心が
できもしない自衛を謳って刃を突き出す
そこはかとなく頬を撫でる
空気の流れも馨しく
命と膿と、疲れと呆れが混じり来る
床の温度も未だ知らない
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