2019/11/22 21:21/鷦鷯飛蝗

潮騒を奪った

鼓動の海で

心電図みたいに

凪が唄う


見通せない

聞こえない

騒音だらけのアイロニー

汚しては

照り返す

君といつかの哀と詩


結べば

この針も

貫き通せそうなんだ

夕、彼岸の灘を

駆けていく、欠けていく

夜と、歪んだ浜に

包まって、蹲って

バカをみる


知らない、明日なんて知らない

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る