2019/11/20 22:09/鷦鷯飛蝗
同時多発の実態は接続と持続
引き摺り続ける夢と破却の
抱きとれなかった
そこにあるはずだなんていつ思い出す
濡れた目の下を
押し上げるのは猫の頬擦り
それも夢だって言われて
何を信じればいい?
見開いた瞼の下の
肉じみたガラス玉が映す天井は白く汚れて
聞きなれない下位の寝言が
冷蔵庫から焦げて漏れ出す
逃げ足りない日々に
匂いを供えたから
手打ちにしてくれだなんて都合よく
挿げられない首を
なんとか両の手で固定して
ガタつかないように
口を噤んで坂を登るだけ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます