2019/09/12 21:48/鷦鷯飛蝗

人工的な暗黒で

ポテチ透かすブルーライト

眼鏡のゴミが白んで

夜町の公園と遊歩道

母校脇のドブ川が映す月と

水面に生えた自転車の錆

ひしゃげたフレームと

赤茶けたチェーンが

いつも僕らを眺めていた

鼻の裏に煤けた危機感

冷え切った足先

後光の途切れ

裏路地に潜んだ痛みが

不在の街を選んでいる

真っ赤に灼ければきっと助かる

手がかりもなしに道を描いていけ

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