2019/09/05 14:25/鷦鷯飛蝗

太陽に征くなら真夏の真昼間

そろそろ日が暮れるからまた明日

って別れてきたけど南中高度、曦軒はまだ遙か頭上

誰だって気乗りしないさ燃え尽きて終わる旅なんて

人生と一緒だ、始めずに済むなら誰だって始めやしない

夢と夢に挟まれた朝、気絶するみたいに生きて

やり過ごしてきたんだ今年の夏も

今までの夏を

生きてきた全部を


きっといつになっても太陽になんて向かわない

そもそも今の僕は朝なんて迎えない

歪まない空に命を明け渡すつもりはない


わかってる


こういう奴らが

死後天を願う

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る