2019/08/31 17:31/鷦鷯飛蝗

右目の跡から

いつもの窓から

悲しくもないのに

泪、こぼれたんだ

いつも、何してるんだ

そうだ、これだけなんだ

加護の、聞こえない方から

いつも、見送ってたんだ

自分に、当たらない照明を

灯すためのがんばり、だった

反射、する透明が少し浴びたいと想ってた

きれいなものがみたいのは

きれいなものになりたいから

きれいに思いたいのは

きれいだって思われたいから


どうかどうか、違うと言って

気にならないまま餓えていたいから

そうだそうだ、きれいと言って

皮相上澄み見栄で痛いから


装を破って鎌盲いて

垂れ流しの涙忘れるまま

敲もしないで身を捩って

往きようもないのに夢が観たい


こんなのでどうなるんだ

わから、ないままに秘を契って

おっかぶされた日々の隅

まだかな、終わりは要らないけど

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