2019/08/31 16:35/鷦鷯飛蝗

手繰れない日々で

心はできてて

辿れない日々で

明日はできてる

ゆくりなく

過ぎて往く夜と

不明な複雑さに

満たされた透徹


青写真が広がる

頭上の夢

蜘蛛の巣が腕をはしって

水脹れを掻いた


今日も君が匂う手負い

要は意味に問う勢い

過ぎ去らない過去の匂い


憚らない夜に恃むばかり

祈りを破く

瞳を軽く

鳴らしてみせて

許してみせて

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る