2019/05/22 18:57/鷦鷯飛蝗
散文詩なんてのは、そう、日の暮れきる前、田んぼの裏手に、遠くから響くサイレンとか
いつもと違う角度から見た借家の景色とか
あと、端的に君とか
きっとそういうものだ
そんな空間で不用心にも屁をこいたりするもんで、これもまた散文詩だ
排水溝には髪の毛と皮脂と汚れと石鹸滓が絡まるし
シンクの隅はカビてくるし、ハイターはクソの役にも立たない
そんな中白壁に射してるなけなしの夕陽なんかを、俺は、散文詩なんて呼んで、だってもう、そうでもしないとやっていけない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます