2019/05/11 18:22/鷦鷯飛蝗
肩掛け鞄の爪の痕
忘れたかった君の顔
掠れて悖る、染みの碕青
凍り付いたままで、いいよ
雲一つないことの欺瞞に微笑む
きっとほんとは一面薄雲
見下ろされるが何より怖い
ざぶんと白波
私は知らぬ
碕と白波
絵になる我が身を殺して戻る
今は満足明日は知らぬ
思い出せずに入れれば膿まぬ
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