第35話 初等部?

島木真海埜は光夜見先生の部屋に向かった


「ふん、ここか・・・・・・・・・・暴れて・・・・やるー!」


島木は部屋に入り暴れていた、それはもう寮全体に暴れる音も声も響きわたっていた


「先生に何ていよう、どうしよう」


夏之先生はしょんぼりしていた


「まあ、乱暴そうな方ね、見掛けに依らず」


魔李愛口元をニヤつきながら言葉を述べていた


「魔李愛ちゃん笑ってない」


「そんなことありませんよ、先生」


「ほんと~」


「えぇ・・・・・ただ少し」


「少し、なに」


「面白く成りそうで、フフ」


「はー、やっぱり楽しみなんじゃない、魔李愛ちゃんいじわる」


夏之先生は頬を膨らまし魔李愛に言葉を述べていた


「あらあら、可愛らしい先生だこと」


魔李愛は澄まし顔で言葉を述べていた、一方アクルは少年が立っていた場所をドア越しに見ていた



え、えぇーと、先程の方は入居者で、でも小学生位の身長だったような、ここって初等部有りましたっけ・・・・・あれ・・・あったかな


「どうしたのアクル、さっきからドアばかり見て」


「咲樹さんここ初等部有りましたか」


「え、初等部」


「はい、初等部です」


アクルは何の曇りもない瞳で言葉を述べた


「ちょっと待ってアクル、何で急に初等部なの」


咲樹は眉間を手で押さえながらアクルに言葉を述べた


「え、何でって先程の方は初等部の方では・・・・・・・え」


咲樹と夏之先生は呆れ顔をしていた、魔李愛澄まし顔でカップを手に持ち飲んでいた


「アクルここは初等部は無いわよ」


「初等部無いんですか、では先程の方は」


「彼は今年で多分高校生よ」


「あ・・・そうなんですね、ではただ身長が低いだけだったんですね、すみません私の勘違いだったようで」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「あれ・・・・・・・・・・・・・・・・・」


あれ、咲樹どうして固まっているのでしょうか、瞳先生も何故か青い顔をして・・・・・・ん、どうしたんでしょう二人とも?


「へ~~~で」


ドアの方から声が聞こえた、ドアは少しずつ音を立てながら開けて来た

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