第18話 下の人の話
「あ、第二寮であった先輩」
「普通の先輩で良かった、あの人達だと朝からはきつい、気持ち的に」
アクルは笑顔で先輩に言葉を延べ、咲樹は心底安心した顔をしていた、あの人達の顔を思い出しながら
「はは、どうやらあの人達に会ったみたいだね女性の先輩と男性の先輩一緒にいる二人、凄いでしょ学校で二人は有名なんだ」
先輩は会ったか~と思いながら笑顔で語りかけてきた、あの人達の顔を思い浮かべて少し苦笑いに一瞬表情を変えていた
「二人は有名なんですね~」
アクルはポワポワした感じで言葉を延べていた、全く気にした様子を見せずに
「有名って・・・変態い的な意味で、ですよね」
咲樹は嫌そうな顔をしながら先輩に訪ねていた、あの人達のことを
「ん~~ん、男性の先輩の方は違うよ、あの人は入学した当初は、普通の、・・・いや女性に優しくて紳士的な人だったよ」
先輩は思い出すように語り出したが
「アレが・・・嘘ですよね」
先輩の話を聞き咲樹の顔は引きっていた
「まあ、今の姿しか見てないから余計に嘘っぽく思うよね、でも、女性の先輩に会うまで、凄く人気の有る人だったよ、優しくて、頭も良くて、人当たりが良くて、家族思いの人だから、・・・あの事件から、扉が開いたのかな」
先輩は過去を思い出しながら答えてくれていた彼らのことを
「あの事件ですか」
アクルは純粋に聞き返したが、咲樹はきっとろくでもない事ではないかと考えていた
「嫌な予感」
「そうだね、あれは夏休み前に起きた事だけど、女の先輩がね、ナンパ去れて困ってる中学生の女の子がいたんだ、で助けようと入ったんだけど、逆に女の先輩がターゲットに去れてね、絡まれ出して、女の先輩は中学生の子を逃がしたんだ、その時ね男の先輩が現れて、助けようとしたんだけど女の先輩は強くて困って無かったんだ、それどころかナンパ男を倒したかった見たいで、ナンパ男も男の先輩もやられたらしい」
「らしいって、先輩が見てないんですか」
「人に聞いた話だよ、でもね、その話が出てから、変わったんだ・・・」
先輩は語りながら遠い眼をしていた
「皆さん色々有るんですね」
「そうね」
アクルはいつもと同じ笑顔でいた、咲樹は先輩と同じで遠い眼をしていた、皆思った何が会ったんだと思い思いに考えていた
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