第4話 寮2

驚く黒髪の女の子は


「あ、あんただれよ、行きなり後ろから現れて」


 アクルはきょとんとした顔で「え」と声を出した


「あ、そうですね、名前も名乗らずすみません、私はアクル、アクル・レイスと申します、私もこの高校に4月から入学します、よろしくお願いします」


 黒髪の女の子は呆れ顔でアクルを見て


「名前じゃないわよ、行きなり後ろから声かけて来るから言ってるの」


「あ、そうですね、ごめんなさい」


 とニコニコしながら微笑みを見せるアクルに


「なんかこいつイライラするーーー」


 坊主先輩がまぁまぁと黒髪の女の子に言っていた


「今もこのニコニコとした顔でこっちを見て来てるのイライラしない」


 坊主先輩が困った顔で


「まぁまぁ、それより寮の見学だけど旧第一寮なら出来ると思うよ、そこには先生も住んでるから、少し古いしセキュリティがここ第二寮より低いけど変わりに家賃が低いのと先生が住んでるから見学出来ると思うよ」


「今の聞いて借りたいと思いますか、ハゲ先輩」


 真顔で微笑みを見せ坊主先輩に問い掛けてる黒髪の女の子その時を同じくしてアクルは家賃が低いのとの発言にニコニコ満面の笑みを浮かべていた、アクルは黒髪の女の子の腕をつかみ


「よし、行こ」


 と黒髪の女の子声をかけ引っ張っていった


「ちょ、行きなり腕をつかんで何よ、ちょ、ちょと」


 アクルは満面の笑みで言葉を述べながら頭を下げて歩みだした


「坊主先輩ありがとうございまーす、言ってきまーす」


「はは、気をつけてね」


アクルは笑顔で女の子の手を右手で掴みながら前に進んだ、坊主の先輩は苦い笑いで二人を手を振りながら送り出した


「ちょとーーーー」


 黒髪の女の子はアクルに引きずられて行くのでした



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