その2、恋ひ恋ひて(大伴坂上郎女)
恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽くしてよ長くと思はば
これからもあたしとつきあう気があるんだったらもっと会って褒めてよ
常人の恋ふといふよりは 余りにて 我れは死ぬべく なりにたらずや
好きという言葉じゃとてもたりないな あなたが好きで死んじゃいそうよ
来むと言ふも来ぬ時あるを来じと言ふを来むとは待たじ来じと言ふものを
「来る」と言う時でも来ない人なのに「来ない」と言うなら来るわけないわ
青山を横切る雲のいちしろく 我れと笑まして人に知らゆな
真っ白な雲が流れる そんな目で見ないでみんなにばれちゃうじゃない
夏の野の繁みに咲ける 姫百合の知らえぬ恋は苦しきものそ
姫ゆりのようにひっそり咲いているわたしの思いに気付いてますか
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