今更ながらの俗物宣言

 俗物・・・世間的な名誉や利益などに心を奪われている、つまらない人物。俗人。【Google国語辞典】より


 そんなの今更、宣言するまでもなく、わかってるからいいって〜

 という声が何処からか聞こえてくるようです(汗)


 わたしときたら、多分

 パニック映画とかなら、始まって3秒くらいで怪獣とかが尻尾で壊すビルの下敷きになって消える(画面、左下ギリギリ豆粒ほど)

 とか

 ミステリーなら、無差別の毒入り料理の一つに一番に手を出して、ううう・・・(ガクリ)とか

 そういう、小物感満載の人間なんですが。


 元々、わたしはあんまり怒りません。

 っていうと、おっとり優しいのねぇとか誤解して下さる方がいるかもしれません。


 でも、でもね、なんで怒らないのかっていうと、1つには怒るタイミングを逃しちゃうから。

「え?ここは怒っていいとこだよね?」

 とか思ってるうちに場が流れていって、後から、なんでハッキリ怒らなかったんだー!ってね。

 もう1つは、小心者ゆえ怖いのです。

 タイミング問題とも絡んでくるのですが、

「怒ってこの関係を壊したくない。それにわたしも悪かったりするんじゃないだろうか」

 ウジウジ・・・


 あああああ!書いてて自分でも自分の器の小ささや俗物ぶりが身に沁みるよートホホ


 こんなだから、軽く見られたり、この人になら、まぁいいか!って思われることが多くなっちゃうのかなぁ。


 若い頃って、こんな風に人の顔色をうかがってばかりな自分が本当に嫌でした。

 いや、今でもこれで良いなんて思ってるわけじゃないんですよ。


 願わくば、ホンモノの、おっとりとした優しい人になりたい。


 でもそれを気にしすぎるのも何だか違う気がするし・・・(グルグル)


 そんなできた人間でもなく、いい人でも無いんだから(極悪非道ではないと思ってるけど)これはもう、ある程度の開き直りは必要なんじゃあるまいか。


 要するにわたしは結構な”カッコつけ”だったんですね。

 特に若い頃なんかは変な自意識過剰ぶりだったなぁと深ーい穴掘って潜りたくなります(汗)


 嫌われたくない、いい人だと思われたい。

 それにばかり気を取られていた。

 ある程度はね、自然体のいい人なら兎も角、わたし辺りの小物は、これやり過ぎちゃうと自分の首を締めちゃう。


 何度、この痩せ我慢で自爆して、結局、周りに迷惑かけたことか・・・。


 でね、ある転機があってから、ふと、ね、思ったわけです。


 もう、いい人でいようと無理しなくていいんじゃないか、って。

 努力は必要だけど、無理するのはやめよう。

 間違えることに怯えずに、間違えたら”ごめんなさい”って謝ろう。

 でも自分にとっての、どうしても譲れないものは譲るまい。

 それでもダメなら、去るもの追わず。


「いつ、明日が無くなってしまうのかは誰にもわからないのだから」


 どっちにしたって悔いは残ると思うんです。

 でもだからこそ自分を殺してガチガチに固まったままはイヤだもんなぁって。


 ああ、また長々ダラダラ書いちゃった(汗)

 でも、うん!

 せっかく「俗物宣言」したんだから、良しとしようじゃありませんか。


(・・・といいつつ、やっぱり汗ダラダラで退場するワタクシ・・・)

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