第10話 - CHARIOT
金崎慶は、一瞬にして目の前まで迫った。
僕はともかく小野田さえも息を呑んでいる。それぐらい金崎の動きは素早かったのだ。彼の手が伸ばされる。その腕に付けられているのはここ何日間見てきた機関銃ではない。機関銃よりは小さいけど適当に長い銃身に厚ぼったい装填部、見覚えがあるその姿の名前を口にする。
「ショットガン!」
「正解……!」
ショットガンの銃口が火を放って小野田が腰を反らす。ぎりぎり差で銃弾が肌をすれ違った。先まで彼女の顎がいたところは、もう何十個もなる銃弾が撃ち込まれていた。しかし攻撃は小野田だけじゃない。金崎は銃口はそのまま小野田を追わせといてこちらを向けてはその足を突いて来た。胸を蹴とばされて学校の廊下を転ぶ。後頭部をぶつかって、目の前がくらくらした。
「矛院君!」
「よそ見してる場合かよ!」
チャリオットが再び小野田に近づく。気づいた時はすでに小野田の胸にショットガンが押さえられていた。小野田と金崎の目が合う。一秒も過ぎないあっという間の瞬間。目を瞬くと、ショットガンは壊れていてチャリオットは小野田の拳に端っこまで飛ばされた後だった。大きい破壊音が廊下を埋め尽くす。土煙が消えるも前に金崎は身を起こしていた。突風が空間を切り裂く。今度は小野田が廊下の端っこまで飛ばされる。とんでもないほど大きい音がしたけど、
小野田もその目つきが鋭くなったこと以外に欠けるところがなかった。
「冗談だろう……」
両方3回ぐらい廊下の端までけ飛ばされる。その動きは僕の視力で到底追うことはできなくて僕にできるのは唖然とすることだけだった。
戦いは安城の時よりも激しい。二人とも内在能力系列のせいかダメージを受けてもその回復が早い。そう考えてるうちに小野田の腕が金崎に捕まえられた。腕を掴まれた小野田はそのまま金崎によって投げ飛ばされ、壁を貫いて校庭に放り込まれる。
金崎の腕から例の機関銃が出てくる。両腕にそれぞれ一つずつ。金崎はその銃口を小野田に向けては切りのない銃弾の雨を撃ち込ませる。
校庭から砂が飛び上がってにわか雨をばらまく。土煙が立って何も見えない。
煙から人影が飛び出る。高く飛び上がった小野田がものすごい勢いでその足を振り下ろす。
金崎の右腕に付いてた機関銃が壊れて、その後一瞬の隙間も置かずに左腕の機関銃も小野田の手に粉々になる。チャリオットの顔が初めて驚愕に染まる。彼も小野田のスピードがここまでだとは思っていなかったのだ。
金崎がそのまま小野田と距離を開けながら手を大きく振る。彼の手から離れた濃い緑色が小野田に向けて飛び込んできた。
小野田の目が大きくなり引き続いて爆発が起こる。金崎が取り出したのはグレネードだったのだ。爆発の風に押し流されて小野田は校庭のほこりをいっぱいかぶってしまった。再び土煙がして何もかもが見えない。小野田が拳を突く。その風に土煙が飛ばされた。
「――――!!」
小野田の動きが凍り付いたように止まる。それは僕も同じで、体中の細胞が状況が危ないと半鐘を鳴らしていた。200メトール先に、金崎慶が何十個もなる土台を置いてその上に狙撃銃を乗せていたのだ。銃器には詳しくないけどその物々しい銃身と大きさからにして間違いなく対物ライフルだ。チャリオットは対物ライフルの引き金を躊躇せず引く。雷のような音が風と一緒に訪れ、その弾丸が空を切る。小野田は自分へ向かう弾丸を見て息を呑むだけだった。
「逃げ……!!」
そして、小野田の腰が完全に後ろに反らされた。
バランスが崩れる。小野田はそのまま後ろに倒れて、硬い土に頭からぶつかった。
……と思った瞬間。
左足を後ろに回してかろうじて中心を保つ。反らされた腰を起こす。次の瞬間には、金崎も僕も彼女のとんでもなさに舌を巻くだけだった。
誰もがそうだろう。
彼女の歯には金崎が撃てた対物ライフルの50口径の銃弾が回転しながら噛まれていたから。
「冗談じゃねえ、化物かよお前は……!」
がしっ、と音がしながら小野田の歯からライフル弾が粉々に壊れる。小野田はすぐにでも飛び出そうとしたがその場に遅れて跪き、苦しそうに片手で頭を押す。プレイヤーとして体が強化されたとしても歯で銃弾を受け止めたせいで脳震盪を起こしているんだろう。いくら受け止めてもその反動までは制御できるはずがない。
チャリオットがもう一度小野田を狙う。
だめだ、今の小野田なら避けられない……!
考えることより、行動が先に出なくてはいけない瞬間だった。土を駆けて走り出す。間に合うかは分からない。でも、あれこれ考える暇はない。動け! ひたすら動け! 轟音が校庭を横切った。再び伸ばされる銃弾。避けられるか、打たれるか。
小野田が銃弾を睨み、銃弾が小野田の眉間を狙う。金崎が命中を確信し……僕は小野田を、
「くっ……!」
「あぅっ!」
救い出した。間一髪の差で小野田を銃弾から押し出す。身を投げなかったら、結果も違っていただろう。遠くから金崎が舌を打っていた。
「大丈夫!? しっかりしろ、次の来るぞ!」
「私は大丈夫、それより矛院君、今はチャリオットを……!」
「分かってるって! それよりも……うわああ!?」
一気に小野田に蹴飛ばされて土を転ぶ。ほこりをかぶって、腕が掠れて痛かった。
「バカ! 何すんのよ!」
「うるさい! 仕方ないでしょう! じゃあ死にたいの!?」
言われて横を見ると、すぐ先まで僕がいたところはすでに対物ライフルの銃弾が打ち込まれている。
「こいつら、人を面倒にさせやがって……!」
金崎が悔しそうにライフルを再装填する。その隙を残さず小野田がチャリオットに飛びかかった。金崎は慌ててライフルを投げ出す。自分で武器を捨てるなんて、これは小野田の勝ちだ……!
◁▷
矛院守優也は自分がもし夢を見ているのではないかと思った。自分は反応すらできない動きを小野田と金崎は何回も重ねてぶつかり合う。そして絶対に勝機を取ったと思ったと思いきや倒れて苦しく喘いだのは小野田の方だった。
金崎は小野田が手を突き出したその瞬間、むしろその力を使って精一杯背負い投げをしたのだ。土にヒビが入り、割れた破片が飛び上がる。チャリオットが足を動く。小野田はぎりぎり彼の足から逃れて身構えを整う。姿勢を正したのは金崎も同じだった。
両方が一斉に、相手に飛び込む。
小野田が金崎に向けて拳を振ってチャリオットが簡単に彼女の拳を防いだ。しかし、ものすごい力の前ではいくら彼だとしても腕が折れながらぶっ飛ばされるだけだった。
チャリオットは裂けた口からこぼれる血を拭いて小野田を睨む。彼女は、彼の想像を遥かに超えていた。
小野田が姿勢を低くする。安城と戦うときに見せたクラウチングスタートの姿勢。小野田は足先に力を込めて戦闘機のような速さで疾走する。その疾走の先には金崎がいた。
金崎の目が細くなる。舌を打って小野田の一撃で折れた腕を大きく回す。それで彼の傷は回復されて次の一撃を準備し始める。
小野田が後ろに手を伸ばす。彼女は息を吸ってそのまま金崎の胸に向かって自分の拳を突き出す。すぐそこに彼の頬がいた。1秒ぐらいで的中する距離。
当たった!
そんな小野田の期待を金崎は簡単に裏切る。次の瞬間激しい痛みが小野田の腹を襲い掛かった。悲鳴を上げながら、体が何十メトールも飛ばされる。何が起こったのか、小野田はうまく理解できなかった。荒らく息を出しながら小野田はもう一度姿勢を正す。前を見て再び激突する。しかしどっしりとした感触は自分の拳ではなく腹に、顎に、肩に帰って来るだけだった。3回を倒されて小野田が距離を置く。彼女の表情は先よりも歪まれていた。
特別な姿勢も身動きも見えない。けど、金崎に近づくと瞬く間に反撃をされるのは小野田の方だった。衝撃は相当なもので、ストレングスカードの持ち主でなければ小野田はすでに気絶したに違いない。警戒を解けずに二人は互いを見据える。
金崎の視線は迷いがなくその動きに不要な仕草は見えなかった。かかってこいと言うようなその目つきに小野田も納得する。金崎慶は戦いに柔軟に対処できるよう熟練されているのだ。たぶん長い間稽古を続けてきただろう。
「なら、もっと早くしてあげるわ」
小野田が狂風と化する。金崎が異常を感じた時、彼の姿はもう一度校舎に叩き込まれていた。痛みを我慢しながら体を起こす。彼は小野田を睨みつけ、息を吸って、飛び出した。
気を取り戻すと今度は小野田が地面に倒れている。腕を伸ばしたその攻撃が以前のように打撃だと判断したのが失敗だった。彼は相手を握ることで攻撃する柔術を使ったのだ。一瞬に関節が折られて、小野田が悲鳴を上げる。しかしそれもただの一瞬。小野田は、関節が折れたまま痛みと共に金崎を地面に振り下ろした。それができるほどストレングスの能力は常識自体を脅かす。
金崎の顔が苦痛で満たされる。彼は悪口を言いながら倒れたまま両足を使って小野田を倒す。そして次に彼が手を伸ばした時、そこにはもう銀色の太いピストルが握られていた。
けど残念ながら金崎はその引き金を引けなかった。
背筋から寒気が感じられる。巨大な何かが自分を狙って目を光らせているような気がした。金崎は本能的に小野田を蹴飛ばす。
「デミウルゴス!」
叫ぶ声、その声が誰のものなのかを彼はすでに知っていた。金崎はぐっと拳を握って、後ろを振り向く。
「今すぐ金崎慶を……!」
眼に刻まれる矛院守優也の姿。彼の後ろに巨神の影が揺らめく。巨神はその目を光らせながら長い鎌を持ち上げた。でも、チャリオットはすでに取り出した何かを投げ終えた後だ。直後、
「殺……くっ!!」
ピカァッっと目の前が真っ白に染まる。守優也は苦しみながら自分の腕で目を覆い隠した。彼の後ろに立っていた巨神の姿が消えてしまう。
絶対殺人権を発動させるための条件、相手を認識するという行動が金崎が投げたフラッシュバンによって打ち消されたのだ。
守優也は目をつぶったままその場に崩れる。視界がまだ回復されず体のバランスを取れなかった。がちゃっと。どこかで装填の音がした。守優也はまだ自分の額に銃口が向けられたことに気付けないままだった。
『一発……一発だけ当たったら、』
金崎の人差し指が、ゆっくりと動いて、
『秋奈を救える……!』
銃撃の音がした。金崎の顔は怒りで染まる。銃口が外されて、守優也の額を貫くべきだった弾丸が空いた宙だけを切った。無論彼が手にしてたピストルの銃口を外らせたのは、小野田が遠くから投げ出した小石だった。
「小野田――――!!」
迫ってくるストレングス。チャリオットが拳を握ったまま正面から殴り合う。
両方が飛ばされる。けど、姿勢を正すのも一瞬だった。
守優也はようやく視界を取り戻して再びチャリオットを認識する。距離を狭めながら再びジョーカーの能力を備えた。しかし10m以内金崎が入ってきた時彼は地面に機関銃を乱射し土煙の中へ身を隠した。
「くっ、切りがない! 矛院君、私があいつを捕まえるからそのタイミングに……!」
「了解……! 頼む、小野田!」
砂の霧の中へ小野田が飛び込む。ストレングスの姿はあっという間に見えなくなった。
『2回も逃がした。絶好の機会だと思ったのに!』
守優也は悔しいと思いながらもいつ出てくるか分からないチャリオットの姿を感覚を研ぎ澄まして待つ。収めない霧の中からは銃声と爆発音、恐ろしい轟音だけが鳴り響いた。その時、かすんだ視界から真っ白い光がぴかっと光る。
土煙から人影が飛び出てくる。守優也は慌てながら音の根源を目で追う。そこにいたのは体中に傷だらけのチャリオットだった。
「お前、小野田の目をつぶらせて……!」
チャリオットが突進してくる。守優也はデミウルゴスの名前を口にした。
「金崎慶を……!」
ジョーカーは、ここで勝利を確信した。
殺せ。たった3音節の言葉だ。金崎が手を伸ばしているが、音の速さは秒速340m。いくらチャリオットでも、この速さには勝てるはずがない。銃を撃てても言葉は遮れない。金崎の後ろに巨神の影が再び現れる。巨神が鎌を動かした。もうすぐ鎌はチャリオットの心臓を貫くはずだ。守優也はそう信じ込んでいた。
チャリオットが、
まともではないスピードで自分の口に手を差し込む前までは。
舌が捕まえられ、言葉ができない。たった一音節を残して、デミウルゴスの姿はまた消えてしまう。
驚愕よりも疑問が守優也を襲い掛かった。なぜだ。なぜ彼が、ここまでジョーカーの能力が対比できる?
最初はフラッシュバングで視野を奪われた。2回目は土煙に身を隠して、3回目は舌を掴んで言葉自体を封じられる。3回のジョーカー《絶対殺人》回避。だとしたら、答えは一つしか残らない。守優也がしゃべれない口でごくんとつばを呑む。目の前の金崎は笑っていた。
「小野田麗音は正直に言って手ごわい。だから、お前の首からもらい受けてやる」
彼の右腕から小さいピストルが飛ばされる。守優也は舌を掴んでいる手を振り切るために 必死にチャリオットの腕を掴んだ。チャリオットの手に力が入る。守優也は迫って来る死に鳥肌が立った。
「終わりだ、ジョーカー」
金崎慶が目を大きくした。
「俺はお前を殺して、秋菜を救うんだ……!」
静寂の中で金崎が引き金を引く姿が目に刻まれる。矛院はぎゅっと自分の目を閉じるだけだった。
がちゃっ。
がちゃっがちゃっ。
金崎の顔がこわばる。チャリオットは愕然としていた。それもそのはずで、彼の右手に握られたピストルはまるで銃弾が切れたように動かなかったのだ。
「何で……こんなはずがないのに!?」
ドカアン!
土煙を切り裂いて力の権威が現れる。小野田が姿勢を低くした。彼女が今まで何度もやってきたはずのクラウチングスタート。呼吸を一回整ってはそのままチャリオットに睨み一気に襲い掛かる。
「ストレング……!」
その名前を口にするよりもストレングスの拳が早かった。電光石火。その言葉がこの一瞬、彼女のためだけに存在するようだった。伸ばされる拳。白い手が金崎の頬に真正面からねじ込められる。皮膚が微細に痙攣しながら、金崎は砲弾のように飛ばされた。校舎が悲鳴を上げた。学びの場だった学校はもう廃れた廃墟になっている。小野田の攻撃に初めて金崎が大きく血を吐く。彼が内在能力系列だとしても今回の攻撃は強すぎた。今までのやり合いで蓄積されたダメージも一役果たしただろう。いくら肉体的な傷は回復するといっても精神的な疲労は避けられない。そのような疲労感はプレイヤーの感情を揺さぶる。このゲームの力は人間の感情に基づく。一瞬でも心が乱れたらそれで終わりなのだ。
『くっ、そ……よりによって受け身ができなくて、頭からぶつかってしまった。体を支えられない……!』
「私のペアに勝手に手を出すなんていい度胸じゃない?」
ストレングスがそう言いながら次の一撃を準備する。小野田は、今回の攻撃にすべてをかけていた。
『一発、一発よ。この一撃で全部まとめるぐらいのたった一度の攻撃を……!』
小野田が決意を固めて再び風になる。すべてを食らいつくす狂風になると共に、目の前の障害を切り裂くために巨大な津波へと変貌する。
『これで……!』
ストレングス、小野田麗音は、
チャリオット、金崎慶に、
止めを刺す。
『終わり!!』
そのつもりだった。
『250m以内に敵接近中、情報を確認しました』
「なっ……!?」
小野田の手が捻じれる。彼女の表情も小さな苦痛で歪まれた。
金崎の顔の真正面。ぎりぎりのところで拳は寸止めになる。彼の前ではいつの間にか巨大な氷壁がそびえていた。そして氷壁は、力の権威であるストレングスの攻撃さえ簡単に立ち止まらせる。
『対象は、』
「いったい何が……!」
小野田のM.I.P.Sが音を発する。氷壁にヒビが入り始めた。ヒビはだんだん広くなって、氷壁の全身に至ってはその表面を壊し始めた。壁は粉々になりその中から二人の人影が姿を現した。
『HANGED MAN《ハングドマン》です』
一人はチャリオット。そしてもう一人は長い藍色の髪が揺らぐ少女だった。少女は、金崎慶を抱え込んだまま至急に叫んだ。
「立って! 立って、金崎君! 早くこの場から逃げ出さなきゃ……!」
「お前……! どうしてこっちに来た!? 望まないなら危ないからやめろっと……!!」
「そんなのは後でして! バカに意地張ってないで早く!」
「くっ、逃がすか!!」
小野田が二人に飛びかかる。けれど、彼女が飛びかかったその瞬間に、ハングドマンの下から真っ青な氷が再び聳えた。氷はだんだん高くなり、小野田が顎を引かなきゃ見えないくらいまで高くなる。ハングドマンの手は、華麗ながら素早く動き、その氷の塔から道を作り出した。滑り台を下りてくるように、二人のプレイヤーは氷の道を滑ってその場から逃げ出す。小野田はすぐにでも追おうとしたがしたが、すでに二人の姿は視界に見えなくなってため息と共に断念した。
「……ごめんね、矛院君。止めを刺そうとしたけどそこまではできなかった」
小野田がちょっとだけしょんぼりした声でそう呟く。
『大丈夫。その程度だったら頑張ったんだろう』
どこからか、彼の声が聞こえる気がした。
「矛院君?」
けれど、振り返ったその先に、矛院守優也の姿はどこにも見当たらなかった。
戦いの傷跡だけが残った廃墟の校舎。その真ん中に小野田麗音は一人だけ残されて目をきょろきょろしてるだけだった。
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