第5話

とりあえず俺は前世の知識(主にラノベ)を使い魔法を試してみた

結果としては最悪だ


魔力的なものが体の中をめぐるのは分かった。それを手の先まで集めることもできた。この時点では魔力制御は完ぺきと言えるだろう。


しかしここからだ、魔法を放とうとするとなぜか白い球が出て、爆発して消えた

しかもその爆発、物理的影響が全くないのだ

爆発の威力はなかなかだった。本物の爆弾と言っても信じるレベルで。

にもかかわらず地面はえぐれてない。直で当たった僕にも影響はない。


何だ?この魔法

そもそもこれは魔法なのか?

あれこれ考えていたらいつの間にか日が暮れていた

仕方なく僕は帰ることにした


しかし、帰り道で後ろに怪しげな「影」が見えた

人がいるのか?

そう思い、「影」がある場所へ話しかけた

「おい、誰かいるのか?」

応答はない

さっきの「爆発みたいな魔法」を使ってみるか?

あの魔法について何かわかるかもしれないし

俺は手の先に魔力を溜め始めた

すると「影」はその魔力に反応したのか、いきなり魔法を放ってきた


やばい!早く撃たないと!

攻撃に夢中になっていて僕は気づかなかった。僕の魔法に「物理的影響」が無いことに

僕は魔法を放ったことでようやく気付いた

「ミスった」と


しかしその「影」と「影」が放った魔法は爆発に巻き込まれ消えた

僕は力が抜けその場に座り込んだ


しかし僕の魔法について大体分かったことがある

あの「影」は爆発に巻き込まれたとき苦しんでいた

しかし僕が爆発に巻き込まれても何もなかった


あのとき僕は物理的に存在していたから影響は何もなかった

しかし「影」と魔法は物理的に存在していない

そして「物理的影響」が無い魔法

ここから考えられることは一つ


僕の魔法は「非物理的存在にしか影響がない魔法」だ

だがこれが本当かどうかを格付けるものは何もない

もうちょっと調べる必要がありそうだ・・・

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