フィニュッシュタイム 

くわみん

第1話 平穏な日々

私はその日、奇妙な夢を見た。

ここは何処かの草原。

草原に私は寝転んでいた。

目の前には黒髪の女性がいる。その女はなぜかニヤリと笑った。

その女が立ち去ると、新たに高校生くらいで二つ結びをした子が来て私を見て驚いている。

『わたしになにか・・・』

そう言って起き上がろうとしたとき激痛が走った。

『アアアアアアアアアアアアアア!!!!!』

目を開けたらいつも見慣れてるベットにいた。

『おはよう、フィーナ』

『おはよーゆいか』

ホームステイ先で同じ家に住んでいるフィーナはのんきに話す。

『早く学校いこーよー』

『はいはーい』

このときは何も知らなかった。

いや、知りたくなかったでも言っておこう。

ーーーーーーーー

『ゆいかーいつ日本に帰るんだっけ~』

『あと4日だよー、明日でもう学校最後だもん』

『私達5年間も一緒にいたんだねー、私達って以外に平和で終わったよね』

『そうーー?フィーナ自体災いだけど?』

『なにそれーひどくない??』

『冗談だってば~』

『おーい』

『???』

その子はとてもきれいな金髪でこがらでとにかく可愛い子・・・学年一の天才と言われていて私達の親友であるマーラがいた。

『おはよう』

『おっはー』

『おはよー』

『ねえねえ、まだホームルームまでに時間あるしさ、たまには散歩しない?』

『いいねー!ゆいかもいこ!』

『うん!』

そのとき、学年一モテるフィーナたちの幼馴染がこっちに近づいてきた。

『転、ちょっと来てくんない??』

クリスだった。

「ねえ、フィー・・・」

フィーナはそのまま外へ出ていってしまった。

『あ、フィーナ!!!


『あのさ、これ、メールできたんだけど読める?』

それは日本語で書かれてある文章だった。

『えーっと、今日の8時15分までに屋上へ来てくれないかしら?あなたに見せたいものがあるの,時間は厳守よ,って・・・これ誰からのメール?』

『わかんないんだけど話し方が校長先生っぽいなーって思って』

『そー、でも8時15分までにってあと4ふんだよ??』

『え?、あ!もうやべーな!サンキュー、ゆいか!』

『あ、ちょっとまって、クリス!それあや・・・』

クリスはそのまま屋上へ行った。

『なにもないといいけど・・・』

♪〜

『久しぶりに外を歩くと気持ちいいねー!』

『そうねー誰もいないし!!』

『ねー!』

『やっぱり唯香を誘ったほうが良かったが気がするわ。だってもう明日来たら帰ってしまわれますし・・・』

『えーーでもゆいかは電話でも話せるし、まぁいっかなーって』

「・・・なんだよてめぇ!!」

『ねえ、いま上からなんかきこえませんでした?』

『え、全然・・・ーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

うぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!』

『!!!!!!!!!!??????????』

上から何かが落ちてきた。

そこから血が出ている。

私達にその血がかかってきて、私たちは悟った。

まてよ。この位置じゃぶつかる!

『危ない!!!!!!!!!!』

私は隣のマーラを突き飛ばした。

そして・・・人が落ちてきた。

マーラはそれに気づいた瞬間

『いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』

と叫び、たおれてしまった。

『マーラ、マーラ、しっかりして!!!』

反応はなかった。

それに加え落ちてきた人には見覚えがあった。

『ク、リ・・ス??』

クリスだった。

『どうしよう、救急車呼ばなきゃ!!!!』

『ちっ』

遠くで舌打ちをする人がいた。

その人はその場所にきた女の子2人の内一人を睨んでいた。

『ふ・・・次はあいつだな。』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しばらくして動揺したフィーナに変わりゆいかが救急車や警察を呼んだ。

『あの時クリスを屋上に行かせなければ良かったんだ・・・私のせいで・・・』

『ちがうよ、あの時マーラを散歩に連れてった私も責任があるよ。ただ・・・』

『なに?』

『あれは絶対マーラを狙ってた気がするんだよね・・・』

『確かに・・・マーラってお金持ちだし狙われやすいよね・・・』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その日の夜、

家にいると一通のメールが唯香のケータイに届いた。

『明日、あなたも知っていると思うけど、学校の記念祭があるわ、普通あんな事件あったら中止せざるを得ないけど、これは毎回行われてきた伝統行事なの、それでね、あなたとフィーナを生徒代表として明日の行事に招待するわ、ぜひ来てちょうだいね、学園長より』

同じように、フィーナにもメールが届いた。

『フィーナ,唯香のメールに偽物のメールが届いているわ、絶対に行かせないで』

『ねえ、フィーナ!!』

『ねえ、ゆいか!』

『学園長が明日学校来いって!』

『学園長が明日絶対学校に行くなって』

『・・・・』

『どーする?』

『でもさ、明日警察の方々が来てくれるみたいだから情報を得られるかもしれないわ』

『でも・・・』

『行こう、だって・・・私最後の登校日だもん。』

『・・・・わかった。』

その時、別の場所では事件が起きていた。

フランスの王家な人たちの娯楽施設であるグランディアパレス



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