家族へ

愛する家族達へ


私はこれから、修羅の道へ戻ります。

病気の事は一時、忘れます。


大変な仕事

面倒な通勤

面倒な上下関係

面倒な飲み会


その他、大変な事や面倒な事が多々あるでしょう。襲いかかってくるでしょう。


私は愛する家族の為に、立ち向かい、1歩進んで2歩下がりながらも、頑張ります。


今まで苦労をかけた妻、これからは家でゆっくりしておいてくれ。

家族でたまには旅行にでも行こうじゃないか。好きな服でも化粧品でも買えばいいさ。


3人の子供達、あなた達が成人するまで、汗水流して働こう。

私の両親がそうしたように。


長男よ、4年生にしてショートを任されたらしいじゃないか、自慢の息子だ。


次男よ、あまり甘えられなかったかもしれないが、優しい息子だ、たくましく育ってくれ。


長女よ、産まれてきてくれてありがとう。

わがままな娘たが、君は妻の生き甲斐だよ。


ずっと先の話だが、おまえたち3人の結婚式、言わないが、楽しみに待っているぞ。


3人の子供達、君たちの存在が、私の生き甲斐だ。


みんな健康で産まれて来てくれただけで、私は幸せだ。


眠れなかったり…腕が痺れたり…太ったり…


もしかしたら長く生きられないかもしれないが、その時は笑顔で看取ってくれ。


こんな稚拙な小説は目に触れないだろう。


カクヨム、いとちん。私が死んだ時に、家族に明かされる様な仕組みにしようと思っている。


同じ様な目に合わない様に気にしているから、たくましく、人に感謝される人間になってくれ。


そして可能なら、可能ならでいいから…

孫の顔を沢山見せてくれ…


そう、願っている…









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